愛知不動産のサイト。 

CATEGORY

◆愛知タウンinfo◆  |

愛知県の医療事情を探る

Hospital building cross white icon isolated on blue background. Clinic地域ごと・診療科ごとの医師の偏在が全国的に大きな課題となっています。そんな中で対策が急がれるのが無医地区への対策。無医地区とは「医療機関がなく、当該地区の中心部を起点に概ね半径4キロメートルの区域内に50人以上が居住しており、医療機関を簡単に利用できない地区」のことをさします。2018年度から始まる新たな医療計画ではへき地医療の対策も重要視されており、各都道府県がどのような無医地区・へき地医療対策を行うのか注目されています。

全国的に見ると減りつつある無医地区ですが、愛知県だけ見てみると無医地区は増えているという結果に。少しでも無医地区・へき地医療を拡充するためにへき地から要請された巡回治療やへき地診療所の派遣などを行っています。また、へき地診療所への助成によって無医地区における住民医療が確保できるよう働きかけています。

さらに、人口10万人に対する医師の数や病院に従事する医師数なども全国平均を下回っている愛知県。これらについて、愛知県では「医師の養成」と「病院勤務医の不足」という2つの問題に分けた上で対策を行っています。医師の養成については臨床研修の必修化を盛り込むこと、病院勤務医の不足については国と県が連携して抜本的な問題を解決するための取り組みを行っています。女性医師が永続的に働けるような職場環境の見直しや救急医、産科医の処遇改善、医師不足の地域に医師を派遣する病院への支援、指定医療機関で勤務すれば償還免除となる奨学金の貸与、総合医養成のための支援、かかりつけ医への受診啓発など、その対策は多岐にわたります。

愛知県の医療環境を改善するには、とにかく医師を確保しなくてはいけません、そのため、各医療機関も条件や待遇を上げる傾向にあります。給与アップを狙った転職を考えている医師のみなさんにとっては狙い目のエリアといえるでしょう。こちらのような愛知県の医師転職情報をチェックしてみてください。コンサルタントサービスに登録することで、よりマッチした求人が見つかるかもしれません。少子高齢化が進み、適切な医療サービスの提供が求められる時代。愛知県も、今が踏ん張りどきなのかもしれません。


« »